配当利回りは以下の式で計算する。
\[
\mathrm{配当利回り} = \dfrac{\mathrm{年間配当額}}{\mathrm{株価}} \times 100 ( \% )
\]
分母の株価には計算時点での株価を使う。
一般に、投資から得られるリターンにはインカム・ゲインとキャピタル・ゲインの2種類がある。
インカム・ゲインとは、投資元本から付随的に得られるリターンのことである。株式投資の場合は、配当がインカム・ゲインである。
キャピタル・ゲインとは、投資元本そのものの価格変動から得られるリターンのことである。株式投資の場合は、株価上昇益がキャピタル・ゲインである。
配当利回りは、配当というインカム・ゲインだけの率を表している。これは、預金や社債の金利に相当する指標といえる。異なる金融商品のインカム・ゲインを比較する場合などに参考になる指標である。
なお、「利回り」と言った場合は、インカム・ゲインとキャピタル・ゲインの両方を含めて計算する。「配当利回り」は、そのうちの配当だけの利回りという意味である。